広く東南アジアから中近東に自生し、神秘の樹木として古代より崇められてきました。とくにインドでは街路樹として身近にどこにでも見られ、樹皮、種子、実や葉などすべてに薬効があるとされ「ミラクルニーム」といわれています。
インドのアーユルベーダー(生命科学。紀元前から続くインドの伝承医学)には欠かせない 神秘の薬として古くから珍重されている。
樹木全体に含まれる苦味の成分を害虫が嫌い、有機農業の防虫対策にとて有効。
ドイツの昆虫学者が、アフリカのスーダンでイナゴの大群の襲来により、あらゆる木葉 や野菜類が食べつくされたのに、ニームだけは食べられずに残ったという光景を目撃したの がきっかけで、研究に携わるようになった。
イナゴも食べなかったというニームも、人間が生葉で食べたり、お茶にして飲んでも害が ないどころか、薬効に優れている万能薬。 また、ニームには多くの種類があり、害虫に効く種類と効かない種類がある。さらに同じ種類 のニームの葉でも薬効は、樹齢15〜30年の青年期ものが大きく、若木は小さい。